デジョユプールが選ばれる理由:寒冷地・地盤変動に強い独自の秘密を徹底解説!
はじめに:なぜデジョユプールは世界的なリーディングカンパニーなのか
プール設置を検討する際、多くの方が懸念するのが「耐久性」と「維持管理」ではないでしょうか。
特に、寒冷地における凍結対策や、地震が多い地域での地盤変動への耐性は重要なポイントです。
フランスで1966年に誕生したデジョユ(Desjoyaux)は、インググラウンドプール建設の世界的なリーディングカンパニーであり、80カ国で事業展開し、世界中でトップクラスの施工実績を誇っています。
デジョユプールがこれほど長く、広く世界で支持され続けている最大の理由は、独自の国際特許技術に裏打ちされた、地盤変動や構造的な凍結破損に負けない「強靭な構造」と「革新的なろ過システム」にあります。
この記事では、デジョユプールが日本の厳しい環境下でも安心できる理由、すなわち「構造的な凍結」と「地盤の動き」に強い独自のメカニズムを、特許技術の視点から詳しく解説します。
1. 地盤変動に強い構造の秘密:「DESCOパネル」アクティブパーマネントケーシング
デジョユプールの躯体(構造体)には、1978年に特許登録された「DESCOパネル(ディスコケーシング)」と呼ばれる革新的な技術が採用されています。
これは、デジョユの成功を保証する「デュアルコンセプト」の一部であり、プールの構造的な強さを支える柱です。
強靭な自立構造を生むポリプロピレン製ケーシング
DESCOパネルは、ポリプロピレン製で製造されており、その耐久性から「不滅」と称されています。
このパネルは、インジェクション(射出成形)によって製造され、2つのパーツ(フロントフェイスとコンクリート打設のためのチムニー)から構成されています。
施工時には、このケーシングを設置した後、チムニー部分にコンクリートを打設することで、プール全体が強固な一体構造を形成します。
これにより、デジョユプールは「自立構造」を実現しています。
地盤の動きと凍結負荷に対応する柔軟性と強さ
DESCOパネル構造の最大の特徴は、その柔軟な強さです。
この構造体は「凍結や地面の動きに強く、10年以上」の耐久性を持つとされています。
一般的なプールが地盤の動きに影響を受けやすいのに対し、デジョユプールは、構造全体で外部からの負荷を分散し、地盤の変動に対しても高い耐性を発揮します。
このDESCOパネルには10年間の素材保証が付いており、ビューローベリタスの認証も受けている点も、その信頼性を裏付けています。
また、この躯体は100%リサイクル可能な素材でできており、環境にも配慮されています。
DESCOパネルはあらゆる形やサイズに対応でき、設置が簡単で時間もかからないため、自由度の高いデザインと短期施工を両立しています。

躯体
2. 構造的凍結リスクを排除:「パイプレスろ過機」の安心設計
プールが冬に凍結被害を受ける構造的な主な原因の一つは、地中に埋められた配管(パイプ)内部での水の滞留と凍結膨張です。
しかし、デジョユのろ過システムは、この根本的なリスクを排除しています。
1983年特許取得の「一体型ろ過機」による構造的な安全性の確保
デジョユプールは、1983年に特許登録された「パイプレスろ過機(一体型ろ過機)」を採用しています。
これは、プールの躯体と一体化して設置される画期的なシステムです。
このシステムは、機械室が不要というコンパクトな設計であり、最も重要な点として、配管が一切不要であるため、地中にパイプを埋設する必要がありません。
「水漏れ」「構造的な凍結破損」の心配がない安心設計
配管がないことのメリットは計り知れません。
1. 水漏れリスクの排除
地中に埋設されたパイプは、地盤の動きや経年劣化によって破損し、水漏れを引き起こす可能性があります。
パイプレスろ過機であれば、水漏れの心配がありません。
2. 配管破裂リスクの排除
パイプ内に水が残って凍結し、破裂に至る事故は寒冷地で特に懸念されます。
デジョユのシステムは、構造上、地中配管が存在しないため、配管破裂など構造的な凍結による損傷の心配が無用です。
【重要】「凍結の心配無用」が示す安全性とは
デジョユが「凍結の心配無用」と表現しているのは、上記の通り、独自の特許技術によってプール本体(躯体やろ過システム)が凍結によって破損する構造的なリスクが排除されていることを意味します。
水の物理的な性質上、外気温が低くなればプールの水面や水自体は凍結する可能性があります。
しかし、構造が強靭なため、構造物自体が凍結で破壊される危険性は極めて低いです。
水の凍結を避けたい場合は、オプションとして昇温機(昇温装置)が用意されていますので、これを利用することで、水温を管理し、快適な利用や水の凍結対策を行うことができます。
維持管理と環境性能の高さ
パイプレスろ過機は耐久性だけでなく、維持管理コストの低減にも貢献します。
逆洗不要
通常のろ過機に必要な逆洗(バックウォッシュ)作業が不要です。
排水量の削減
逆洗が不要なため、排水量が最低限に抑えられ、よりエコな設計となっています。
エコな消費電力
消費電力も抑えられており、環境に優しい運用が可能です。
また、このシステムは、1年中塩素が効いた水が常に循環するため、簡単な水質管理を実現します。

パイプレス設計で機械室不要
3. 世界トップクラスの実績と信頼性
デジョユプールは、長年にわたり、「構造的な凍結や地盤の動きに強い」圧倒的な実績と信頼性を築いています。
確かな実績とネットワーク
デジョユは、全世界で「1時間に1プール」というペースでプール施工を行っており、世界中のプール市場でトップクラスの地位を占めています。
世界中で400のショールームを持ち、80カ国で事業展開している事実は、製品の耐久性と汎用性が国際的に認められている証拠です。
フランス国内では、89%の顧客がデジョユを他者に勧めるブランドであると回答しており、その高い製品耐久性と簡易な施工が、ブランドの信頼性を支えています。
独自の「デュアルコンセプト」
デジョユの強みは、「DESCOパネル(躯体)」と「パイプレスろ過機」を組み合わせた「デジョユプール デュアルコンセプト」(国際特許取得済み)に基づいています。
加えて、防水シートとして使われるPVCライナーを採用することで、躯体の強靭性とろ過機の安心設計、そして高い防水性を実現し、厳しい環境変化にも強いプールを提供し続けています。
まとめ
デジョユプールが寒冷地や地盤変動に強い理由は、その独自の国際特許技術に集約されます。
地盤変動/構造凍結対策
ポリプロピレン製のDESCOパネルが生み出す強靭な一体型自立構造が、「地面の動きに強い」耐久性(10年以上)と構造的な凍結耐性を保証します。
配管凍結対策
パイプレスろ過機が、水漏れや配管の凍結破損の原因となる地中配管を不要にすることで、「構造的な凍結の心配」を根本から解消します。
世界トップクラスの施工実績と、環境にやさしく維持管理コストを低減する設計を兼ね備えたデジョユプールは、日本の多様な気候や地盤条件においても、長く安心してお使いいただける選択肢となるでしょう。